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川崎市役所新庁舎の楽しみ方:屋上展望デッキからカフェまで

目次

川崎市役所新庁舎の概要

高層棟と復元棟の特徴

 川崎市役所新庁舎は、現代的なデザインが魅力の高層棟と、歴史を感じさせる復元棟から構成されています。高層棟は地上25階で、その高さは111.62mに達します(最上部は116.87m)。一方で復元棟は、かつての旧本庁舎の風格をそのままに再建された3階建ての建物です。高層棟では展望デッキや展示スペースが設置され、復元棟では旧市長室や歴史展示が一般公開されています。それぞれの棟が持つ個性が、訪れる人々に異なる魅力を提供しています。

敷地面積と施設概要

 川崎市役所新庁舎は、敷地面積6,002.11㎡、延べ面積62,356.11㎡を誇る大規模な施設です。この新庁舎は、事務室を本庁舎、第3庁舎、川崎御幸ビルに集約する形で配置されており、効率的な運営が期待されています。高層棟には多くの執務スペースが設けられ、様々な市の業務が展開される一方、訪問者が利用できるカフェや展示スペースも提供されており、市民にとって親しみやすい施設となっています。

新庁舎の注目ポイント

屋上展望デッキからのパノラマビュー

 川崎市役所新庁舎では、屋上展望デッキからの素晴らしいパノラマビューが楽しめます。この展望デッキは、年末年始を除き、土日祝日も含めて毎日9時から21時まで一般に開放されています。新庁舎の展望フロアからは、川崎市の街並みを一望でき、その景色は昼夜を問わず訪れる人々を魅了します。特に夜間は、高層棟がシンボルカラーでライトアップされ、その幻想的な光景も見どころです。

UNI COFFEE ROASTERYカフェ

 新庁舎内に2024年4月15日にオープン予定の「UNI COFFEE ROASTERYカフェ」も、大きな注目ポイントです。このカフェでは、川崎大師の久寿餅とのコラボメニューなど、地元にちなんだユニークなメニューが楽しめます。さらに、生ドーナツなど多彩なスイーツも充実しており、訪れる方にリラックスしたひと時を提供します。市役所内で気軽に立ち寄れるカフェとして、市民や観光客の憩いの場となることでしょう。

新たな交流のスペース「アトリウム」

 川崎市役所新庁舎には、地域住民や来庁者が自由に交流できる新しい空間「アトリウム」が設けられています。開放的で広々としたこのスペースは、さまざまなイベントや展示が開催され、市民同士の交流や情報発信の拠点として活用される予定です。アトリウムでは、地元文化の紹介や市の活動報告なども行われ、訪れる人々が川崎市の魅力を再発見する機会を提供します。

新庁舎の建設背景と歴史

旧本庁舎の歴史と建て替えの経緯

 旧川崎市役所本庁舎は、1938年に竣工しました。この歴史ある建物は、長年にわたって市役所としての役割を果たしてきましたが、耐震性の課題が指摘されており、2016年には安全性を考慮して閉鎖されることになりました。そのため、新たな本庁舎の建設が求められることとなり、計画が進められました。結果として、2023年6月19日に新しい川崎市役所新庁舎が竣工し、旧本庁舎の時代から新時代へと移行することとなりました。

市民参加型のプロジェクト

 川崎市役所新庁舎の建設にあたっては、市民参加型のプロジェクトとして進められました。この新庁舎は単なる行政の拠点としてだけではなく、市民が自由に訪れ、利用できる公共のスペースとしての機能も備えています。プロジェクトには市民からの意見を反映させることで、地域に根ざした庁舎のあり方を追求しました。建設過程においては、市民の声が生かされ、地域の人々に愛される場となるような取り組みが行われました。

新庁舎のエコデザイン

省エネルギーと安全性の両立

 川崎市役所新庁舎は、省エネルギーと安全性を両立させたエコデザインが特徴です。他に類を見ない新庁舎は、ZEB Readyを取得しており、省エネ性能が大変高く評価されています。ZEB Readyの導入により、エネルギー使用の効率化を進め、温室効果ガスの削減に貢献しています。

 また、新庁舎は安全性にも重点を置いて設計されています。自然災害への耐性を確保しつつ、エネルギー効率を追求した川崎市役所新庁舎は、今後の公共建築のモデルケースとしても注目されています。このような省エネと安全性の両立により、新庁舎は川崎区の新しい観光スポットとして、多くの人々に訪れられる場所となっています。

 経済的にも大きな効果が期待されており、年間約11億円だった賃借料が約9億円削減される見込みです。これにより、長期的な視点からも市民の利益に寄与する施設となっています。

周辺施設とイベント

 川崎市役所新庁舎の周辺には、多くの魅力的な施設が点在しており、訪れる際に一緒に楽しむことができる環境が整っています。まず、新本庁舎の隣接地には広場が整備される予定で、2025年2月の完成を目指しています。この広場は地域住民や観光客にとって、新たな憩いの場として期待されています。

 また、新庁舎の開庁を記念して、様々なイベントが計画されています。特に注目すべきは、開庁式典で行われた市民文化大使のバイオリニスト、大谷康子さんによる演奏です。彼女の演奏は訪れる人々に感動を与え、地域の文化的魅力を高めています。

 さらに、川崎市役所新庁舎は、観光スポットとしても注目されています。特に夜間には高層棟がライトアップされ、多彩なシンボルカラーが美しい夜景を演出します。ライトアップの年間スケジュールが設定されているので、季節ごとに異なる景色を楽しむことができます。

 これらの施設やイベントを通じて、川崎市役所新庁舎は市民に愛されるだけでなく、観光地としても高い魅力を持つ存在となっています。訪れる際には、新庁舎だけでなく、周辺の観光スポットやイベントも併せて楽しんでみてください。

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